和食は世界に誇れる日本の文化の一つですが、和食を食べるときの正しいマナーを知っている人は意外と少ないです。
そこで今回は和食を大事に、そして、美しく食べるためのマナーを代表的な料理別に紹介していきたいと思います。
寿司
ザ・和食であり、世界中の人々に愛される寿司にもマナーがあります。ファミリー向けの回転寿司店ならマナーなんて関係ないと思っていませんか?最近では回転寿司店にもカウンターが設けられている店舗があり、職人さんと向かい合って食べる可能性も少なからずありますので、最低限のマナーは知っておいて損はないでしょう。
- 箸が出されていない場合は手で食べる。
- ワサビと醤油は混ぜません。少量のワサビを直接ネタの上に載せ、醤油をつけて頂きます。
- シャリではなくネタに醤油をつけましょう。
- 軍艦は海苔ではなく、ガリかキュウリに醤油をつけて食べます。
- ネタとシャリは一緒に頂きます。
懐石料理
- 箸の中央に巻かれている紙は破らない。一本ずつそっと箸を抜いていきましょう。
- 右側にある食べ物は右手で、左側にある食べ物は左手で取ります。
- 盛り合わせ料理は左側から食べていきます。
- ごはんと汁物は一口ずつ食べます。
- 椀物は左手で抑えて、右手で蓋を時計回りに回しながら開けます。その際、完全に蓋を取り外すのではなく、蓋を傾けて水滴を落としましょう。
- お椀の中の汁を飲むときは箸をお椀に入れて飲みます。
- 焼き魚は左側から食べ、残った骨と皮はひとまとめにします。
- 尾頭付きの魚の場合は、表を食べた後に裏返してはいけません。中骨を尾と頭がついた状態で箸で持ち上げて、身の向こう側に移動させます。
天ぷら
天ぷらは、高級でもあり、それでいて庶民的でもある和食ですが、意外と知られていないマナーが存在します。
盛り付けは崩さず、手前のものから食べます。
- 基本的に天ぷらは一つ食べ終わってから別の天ぷらを食べる料理です。そのため、大きな天ぷらはお皿の上で箸で切っておくと良いでしょう。なお、イカや鶏等、箸では簡単には切れない天ぷらは、天つゆの器を持ちながら食べきりましょう。
串もの
団子のように串ででてきた料理は、そのままパクリとかぶりつきたくなるかもしれませんが、実はマナー違反です。多少値の張るレストランで串ものを頼んだら、以下のマナーを参考にしてください。
- 串を左手で持って、箸で外します。なかなか外れないときは、くるくる回してみましょう。
- 焼き鳥の場合は串から外さずに食べる方が多いようです。
ソバ
ソバも代表的な和食ですよね。
- ソバは音を立てて豪快にすすって食べましょう。
- ワサビはつゆに溶かさず、箸の先に少し載せます。