Topsankaku和食の名店・達人sankaku2020年、東京オリンピック…
2014.08.01
2020年、東京オリンピックに向けてハラル認証を受けているレストラン
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2020年に開催が決定した東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、世界におよそ16億人いるといわれるイスラム教徒(ムスリム)の人々の需要を見込んだハラルフードを提供する和食レストランが、日本でもオープンし始めました。
レストラン

まず、ハラルとは?

イスラム教
ハラルとは、イスラム教で食べてもよいとされる食品。豚肉を食べてはいけない、アルコールも厳禁などはよく知られれていますが、他にはどんな戒律があるのでしょう?

東京の玄関口、成田空港のハラル認証レストラン

2014年6月、成田空港の第1・第2ターミナルにそれぞれ、ハラル認証レストラン「自家製麺 杵屋麦丸」(うどん)と「あげたての味 天亭」(天ぷら)がオープンしました。

「ローカルハラル認証レストラン」を利用する際の注意すべき点

他にも、主にマレーシア系のマレーシア ハラル コーポレーション株式会社等による、日本の現状に合せてローカライズした「ローカルハラル認証レストラン」または「ムスリム・フレンドリー・レストラン」が増えています。しかし、注意すべき点は、「お酒を飲む人とフロアが一緒」など基準が緩めなことも多く、厳格な宗派のイスラム教徒が憤慨するといったケースも実際に起きていることです。
和食lab
チェーン店の「富士そば」が、ハラル対応メニューとして7月に販売した「パキスタン風の激辛カレーそば」も、おそらく基準の緩さを指摘されたためか結局はハラル対応とうたわず、各国料理のテイストを加えたという内容に変更されたそうです。日本のハラル認証レストラン市場はまだまだ成熟には遠い、過渡期といえるかもしれません。

和食以外のハラル認証レストランを選ぶのも一手

日本には、代々木上原の東京ジャーミィをはじめモスク(イスラム寺院)が各地にあるほど、イスラム教徒の方々が多く暮らしています。マレーシアのほか、インドネシア、トルコ、バングラデシュ、パキスタンなど出身国はさまざまですが、彼らの経営するレストランはハラルの厳格な基準を守っている店が少なくありません。イスラム教徒の方をお招きする際は、そういったレストランを選ぶのも一手です。
200兆円の超巨大市場ともいわれるハラルビジネスを狙って認証団体が乱立し、ハラル認証レストランをめぐっても混乱も起きている現状ですが、今後、JETROなどが先頭に立って団体も淘汰されていくと思われます。私たちがイスラム教徒のお客様をおもてなしする際は、厳格な基準を設けている、信用できる認証団体のマークをつけたレストランを選ぶことが無難でしょう。
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