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2015.07.13
疲労回復や乾燥対策に!夏の薬膳レシピ【アスパラガス編】
春から夏にかけて旬のアスパラガス。私たちが食べているのは発芽直後の若い芽の部分。収穫しないで放っておくと細い葉が見事なほど茂ることから、江戸時代には食用ではなく観賞用として栽培されていたそうです。そんなアスパラガスを薬膳の視点からご紹介。夏のおすすめレシピを紹介します。
アスパラガス

蒸し暑い夏の疲労回復やクーラーによる乾燥対策にもおススメのアスパラガス

薬膳では、アスパラガスは体の熱をクールダウンし、生命活動に必要な“気”のエネルギーを補ってくれる食材のひとつ。穂先には、栄養ドリンク剤などでおなじみの「アスパラギン酸」が豊富に含まれ、蒸し暑い夏の疲労回復、スタミナアップに欠かせない食材でもあります。

アスパラガスは潤いを与えてくれるので、クーラーによる夏の乾燥対策にもおススメ。ただし、体を冷やす作用があるため、冷え性の方は体を温める生姜やネギと組み合わせるか、食べ過ぎないようにしましょう。

【アスパラガスの薬膳効果】
疲労回復、体力維持、夏バテ予防、美肌、新陳代謝促進、胃熱、解毒作用、血管強化、貧血、むくみ、動脈硬化、高血圧の改善など。

レシピ① アスパラガスとなすの焼き浸し

アスパラガスとなすの焼き浸し
アスパラガスと同じく夏バテ予防効果のあるなすとの組み合わせ。体にこもった熱をクールダウンする働きが強まるので、冷え性の方は生姜やネギをプラスしましょう。

≪材料≫ 2人分
・グリーンアスパラガス・・・6本
・なす・・・中1本
・かつお節・・・適宜
・ミニトマト(飾り)
・市販のめんつゆ・・・適宜

≪作り方≫
1.アスパラガスは根元を切り落とし、皮むき器でハカマの部分を取り除きます。
2.なすは縦に切り水につけておきます。
3.オーブントースターに(1)(2)を並べ、こんがりと焼き色がつくまで焼きます。
4.器に盛り、めんつゆを回しかけて上からかつお節をのせ、ミニトマトを添えれば出来上がり!
※フランパンで焼いてもOK!
※ポン酢や市販の和風ドレッシングなどお好みの味でアレンジしてみてください。

レシピ② 鶏のささ身とアスパラガスのゴマ和え

鶏のささ身とアスパラガスのゴマ和え
体を温める温性の鶏肉と組み合わせることで冷え性の方にもおススメのレシピ。鶏肉は蒸し暑い夏に不足しがちな“気”と“血”を補ってくれるので夏バテ気味の方にもぴったり!

≪材料≫ 2人分
・鶏のささ身・・・2本
・アスパラガス・・・4本
・パプリカ(赤)・・・1/4個
・白ゴマ・・・大さじ2
【A】
・砂糖・・・大さじ1.5
・市販のめんつゆ・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1

≪作り方≫ 2人分
1.鍋に鶏のささ身を入れ、酒と水を加えて強火にかけ、煮立ったら弱火にして6~7分茹でます。
2.ザルにあげて粗熱を取り、食べやすい大きさにほぐします。
3.アスパラガスは根元を切ったらハカマをそぎ取り、半分に切ったパプリカと一緒に塩を加えたお湯でサッと茹でます。
4.ザルにあげて水気を切ったらアスパラガスは4等分の長さに、パプリカは縦長に細く切ります。
5.ボウルにすった白ゴマと【A】を入れてよく混ぜ、(2)(4)を加えて和え、器に盛れば出来上がり!
※茹で過ぎると栄養価が逃げてしまうため、サッと茹でるようにしましょう。

レシピ③ アスパラガスのしらすご飯

アスパラガスのしらすご飯
しらすはカルシウムの宝庫ですが、“一物全体”といって、丸ごと食べることで栄養のバランスもとれます。しらすに含まれるセレンという成分は、抗酸化力が強いので夏の強い紫外線対策にも◎

≪材料≫ 2人分
・アスパラガス・・・3~4本
・しらす・・・20g
・コーン缶詰・・・30g
・ニンジン・・・2~3㎝
・ご飯・・・茶碗2杯分
・ゆず果汁・・・大さじ3
・塩、コショウ・・・少々

≪作り方≫
1.ご飯はやや硬めに炊いておきます。
2.アスパラガスは根元をカットし、ハカマをとり、塩でサッと茹で長さ1㎝位に切り粗熱を取ります。
3.千切りにしたニンジンとコーンもサッと茹でておきます。
4.しらすはサッとお湯を通しザルにあげておきます。
5.粗熱がとれたご飯をボウルにあけ、ゆず果汁と(2)~(4)の材料を混ぜ合わせ、塩・コショウで味を調えます。
6.器に盛り千切りにした大葉を飾れば出来上がり!
アスパラガスの産地は北海道が有名ですが、実は北海道に次いで収穫量が多いのが九州の佐賀県なんです。

春先に出回るのが佐賀や長崎など九州産のものが多く、夏場は北海道や長野県、福島県産などのものが多くなります。冬場にスーパーで売られているのは海外産のものがほとんど。食べる時期によって、「これは○○で採れたアスパラかな?」なんて考えながら味わうのも楽しいですよね。

アスパラガスは乾燥に弱いので、ラップでしっかりと包み、冷蔵庫で立てて保存すること。日持ちがしないので、できれば2~3日で食べ切るか、硬めに茹でて冷凍保存し、1カ月を目安に食べるようにしましょう。
薬膳アドバイザー/風土(FOOD)ライター 川端真弓
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