Topsankaku夏の薬膳レシピ【トマト編】
2015.07.07
夏の薬膳レシピ【トマト編】
薬膳“医者いらず”と言われるほど栄養価の高いトマト。その効能をみると、胃の調子を整え消化を助け、『気(生命エネルギー)』や『血(血液+血液が運ぶ栄養素)』の流れをスムーズにし、体内の毒素を排泄するデトックス作用まであるというのですから、まさに“医者いらず”と言われるのもうなずけます。今回は、そんなトマトの夏のレシピを紹介します。
トマト

夏バテ予防にもなり、美白・美肌、アンチエイジングにもおススメのトマト

トマトは、夏が旬の野菜らしく、体内にこもった熱をクールダウンし、喉の乾きを止めるという働きもしてくれる優れもの。水分たっぷりのトマトですから、「喉が乾いたぁ~」といった時には、冷たいドリンクをゴクゴク飲むよりもトマトをガブリッと丸かじりするのもあり!

トマトの成分で有名なのが「リコピン」ですが、リコピンには抗酸化作用があり、シミやソバカスの原因となる活性酸素を除去してくれる働きがあり、美白・美肌、アンチエイジング効果があるため女性には欠かせない成分のひとつ。体を冷やす働きが強いだけに冷え性の方は食べ過ぎに要注意ですが、旬のこの時期にこそ食べたい夏の代表野菜でもあります。

【トマトの薬膳効果】
食欲、消化促進、解熱、解毒作用、美肌、疲労回復、夏バテ、アンチエイジング、動脈硬化、ガン、成人病の予防など

レシピ① トマトとキュウリの酢の物風

トマトとキュウリの酢の物風
利尿作用のあるキュウリ&とうもろこしを組み合わせたレシピ。とうもろこしは、体を温めもせず冷やしもしない中間的な「平性」の働きをしますので、冷え性の方はトマトとキュウリを減らしとうもろこしを多めにしても◎

≪材料≫ 2人分
トマト・・・2個
キュウリ・・・1/2本
コーン缶詰・・・30g
昆布だし・・・カップ2
【A】
・みりん・・・大さじ1
・ポン酢・・・小さじ1
・塩・・・小さじ1/2

≪作り方≫
1.トマトの皮を湯むきし4等分にします。
2.キュウリは塩で軽くもみ、水でサッと流して輪切りにします。
3.昆布だしと水分を切ったコーンを入れて煮立て、【A】で味を調えます。
4.(3)をボウルに移し、(1)(2)を加えて粗熱を取り冷蔵庫で冷やせば出来上がり!
※キュウリはビタミンCを破壊する働きがあるため、お酢をプラスしてあげることで作用を弱めることができます。

レシピ② ピリ辛トマトそうめん

ピリ辛トマトそうめん
元祖スプラウト野菜ともいうべき「かいわれ大根」。さわやかな辛みが消化を助け、食欲を増進しますので夏バテ気味の方にもおススメ!

≪材料≫ 2人分
そうめん・・・200g
トマト・・・2個
鶏のささ身・・・1本
かいわれ大根・・・適宜
赤唐辛子・・・2本
だし汁・・・600㏄
しょう油・・・大さじ1

≪作り方≫
1.トマトは1㎝角、鶏のささ身はそぎ切り、赤唐辛子は輪切りにします。
2.鍋にトマトを入れ、弱火で2分ほど煮ます。
3.鶏のささ身と赤唐辛子を入れ、さらに2分ほど煮ます。
4.だし汁を加えて中火にし、沸騰したらアクを取り除き、しょう油で味を調えます。
5.同時進行でそうめんを茹でて器に盛り、かいわれ大根をのせれば出来上がり!

レシピ③ トマトと玉ねぎの甘酢サラダ

トマトと玉ねぎの甘酢サラダ
体を温める働きがある玉ねぎと組み合わせることで冷え性の方にもおススメのレシピ。利尿作用もありますので、暑さでたくさん水分補給した日やむくみやすい方にもぴったり!

≪材料≫ 2人分
トマト・・・2個
玉ねぎ・・・1/4個
アスパラガス・・・4本
【甘酢ドレッシング】
・酢・・・50㏄
・砂糖・・・大さじ1.5
・塩・・・小さじ1/4
・昆布ポン酢・・・大さじ1

≪作り方≫
1.トマトはヘタを取り一口大に切ります。
2.玉ねぎは薄くスライスし、辛みが気になる方は水にさらします。
3.アスパラガスは根元を切り、ハカマをそぎ落としら熱湯でサッと塩茹でし、ザルにあげて小口に切っておきます。
4.ボウルにドレッシングの材料を入れ混ぜ合わせ、(1)~(3)を加えざっくり和えたら器に盛って出来上がり!
いかがでしたか?
イタリアンのイメージが強いトマトですが、こうして和風にアレンジすれば、さらに夏を代表する味覚を堪能しやすくなります。今は一年中手に入るトマト。
でも、やっぱり旬の時期が一番栄養価も高く、食べても美味しく、しかも値段が安いのですから、ぜひ、ぜひ、自然の恵みをありがたく頂戴したいもの。

ちなみに、トマトよりミニトマトの方が、栄養価が高いってご存知ですか?
普通サイズのものよりリコピンの含有量が多く、カリウムやカルシウム、タンパク質や食物繊維、マグネシウムなどは約1.5倍、ビタミンAは約2倍、ビタミンB2は約2.5倍にもなります。サラダならミニトマト、火を通すなら普通サイズのトマトと使い分けるのもいいかもしれませんね。
薬膳アドバイザー/風土ライター 川端真弓