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2015.11.02
免疫力アップ!秋の薬膳レシピ【舞茸編】
「見つけると舞い上がるほど喜ぶ」と言われることから名付けられたという“舞茸(まいたけ)”。きのこの仲間では比較的、馴染みが薄く、日本で流通しはじめたのは1970年代後半から。それ以前はとても貴重で幻のきのことして珍重され、江戸時代には大名へ献上されたほど。それ故、見つけると舞い上がるほど喜んだというわけです。今回は、そんな舞茸を使った秋の薬膳レシピを紹介します。
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きのこ類で群を抜く疫力があり、糖尿病や高血圧の人におすすめの舞茸

歯ごたえと独特の香りが人気の舞茸は、漢方薬の霊芝と同じサルノコシカケ科。しいたけやしめじなど、私たちが日常的に食べているきのこ類の中では飛び抜けた薬効があり、しかも、霊芝などのサルノコシカケ科の中では食用されているのは舞茸だけ、という点でもとても貴重なきのこなんですね。

薬膳では、舞茸は“脾(ひ)”と“胃”“肺”の働きを高め、血液の循環や水分の代謝をスムーズにしてくれ、免疫機能を高めるのに欠かせない食材の一つ。抗がん作用のある成分「MD-フラクション」の“M”は舞茸の頭文字からとったと言われるほど強い免疫作用があります。

薬膳でいう“脾”は、消化吸収と気(エネルギー)、血を作り出すのが主な働きですが、舞茸には血糖値や血圧をコントロールする働きもあるので、糖尿病や高血圧の方には積極的に食べてほしい食材でもあります。

【マイタケの薬膳効果】
便秘、シミ、ソバカス、整腸、胃腸障害、ガン、高血圧、コレステロールの抑制・排泄、糖尿病、動脈硬化など

レシピ① 舞茸の炊き込みご飯

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「香り松茸、味しめじ」と言われるように、うま味成分のアミノ酸が豊富なしめじ。舞茸と同じく食物繊維やコレステロールのコントロール作用があり、便秘症の人や高血圧の人に◎

≪材料≫ 4人分
舞茸・・・1/2パック
しめじ・・・1/2パック
にんじん・・・適宜
三つ葉・・・適宜
米・・・3合
【A】
出汁・・・2+1/4カップ
薄口しょう油・・・45ml
酒・・・45ml
みりん・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/2

≪作り方≫ 1.米は30分~1時間前にといでザルにあげておきます。
2.舞茸、しめじは食べやすい大きさにほぐします。
3.にんじんはやや太めの千切りにします。
4.炊飯器に(1)(2)(3)を入れ、【A】を加えてセットします。
5.炊き上がったら器に盛り、刻んだ三つ葉を添えれば出来上がり!

レシピ② 舞茸と長ネギのお吸い物

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舞茸の有効成分を汁ごといただける一品。気や血の巡りを良くしてくれる長ネギと組み合わせると、血液をサラサラにする効果が。長ネギは冷え性や便秘にも◎

≪材料≫ 2人分
舞茸・・・1/4パック
長ネギ・・・1/2本
にんじん・・・少々
【A】
出汁・・・300㏄
薄口しょう油・・・小さじ1
塩・・・少々

≪作り方≫
1.舞茸は食べやすい大きさにほぐし、長ネギは3㎝ぐらいの長さに切ります。
2.にんじんは型を抜き、下茹でしておきます。
3.(1)を焼き色がつくまで網などで焼きます。
4.鍋に【A】を入れひと煮立ちさせます。
5.お椀に(3)を入れ、上から(4)を注いで(2)を飾れば出来上がり!

レシピ③ 舞茸の明太和え

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スケトウタラの卵(たらこ)に辛子を加えた調味液に漬け込んだ明太子。女性にうれしい美肌効果やダイエット効果だけでなく、強精効果もあるので男性にも◎

≪材料≫ 2人分
舞茸・・・1パック
明太子・・・1腹
あさつき・・・適宜
しょう油・・・少々
みりん・・大さじ1/2

≪作り方≫
1.舞茸はざっくりと大きめにほぐします。
2.耐熱容器に入れふんわりとラップをかけ、電子レンジで2分チンしたら水気をきります。
3.ボウルに(2)とみりん、ほぐした明太子を入れ、しょう油を加えて混ぜ合わせます。
4.器に盛り付け、上から小口切りにしたあさつきをのせれば出来上がり!
舞茸の健康効果は、1日に約30~40g食べるのが理想とされています。ただし、舞茸の有効成分は水溶性なので、流水でサッと流す程度にすること。また、味噌汁やうどん、炊き込みご飯など、舞茸の有効成分も一緒に食べられるよう、調理法に工夫しながら秋の味覚を堪能してくださいね。

薬膳アドバイザー/風土ライター 川端真弓