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2016.09.08
お彼岸の定番和菓子「おはぎ」アレンジレシピ
秋のお彼岸には「おはぎ」を仏壇や墓前にお供えしたり家族みんなで食べたりする風習がありますが、この風習には一体どんな由来があるのでしょうか? お彼岸に「おはぎ」を食べる理由と、オススメの「おはぎ」のレシピや名店をご紹介します。
おはぎ

「おはぎ」の由来

「おはぎ」に使われている「あん」の素材である「小豆」の赤色には古来より魔除けの力があるとされていて、儀式の際に欠かせなものだったのだとか。
ご先祖さまにお供えする「おはぎ」には、五穀豊穣(ごこくほうじょう)と魔除けの願いが込められているのだそうです。 ところで、「おはぎ」は「ぼたもち」と呼ばれることもありますが、「おはぎ」と「ぼたもち」には何か違いがあるのでしょうか?
「おはぎ」と「ぼたもち」は基本的に同じ食べ物。「おはぎ」は漢字で「御萩」と書き、秋の彼岸に咲く萩の花に似ていることから名付けられたそうです。秋に作るのが「おはぎ」、春に作るのが「ぼたもち」であったり、大きさや素材によって呼び分けたりしているようですが、はっきりとした区分はないのだとか。

こしあんと粒あんの使い分け

昔は、春の「ぼたもち」は「こしあん」で、秋の「おはぎ」は「粒あん」という違いがあったそうです。
収穫してすぐの小豆を使える秋のお彼岸では「粒あん」を使い、春のお彼岸では固くなった皮を取り除いて「こしあん」にしていたとのこと。現在は保存技術や品種改良が進んだため、時期を問わず両方の「あん」が味わえるそうです。

関西の「青のりおはぎ」

青のりをまぶした「おはぎ」は関西地方特有のもののようです。一説には、江戸時代に京都で「五色おはぎ」が生まれて全国に広まり、上品な薄味を好む関西で「青のりおはぎ」が定着したと言われています。
関西では定番の緑色が美しく、香り高い「青のりおはぎ」のレシピです。
お米をすりこぎでついて作ったお餅に、粒あんを包んで青のりをたっぷりまぶせば完成。 関東のあんこのおはぎと一緒に並べると華やかになりそうですね。

長野県の「くるみおはぎ」

長野県、東信州は日本有数の「くるみ」の産地。長野県の東御市では大正時代から生産者と専門家が協力して研究を重ね、風味が良くて殻の薄い良質な「くるみ」を作っているそうです。
そんな「くるみ」を使った「くるみおはぎ」は、東信州出身の人にとって懐かしの味なのだとか。
「くるみ」の風味豊かな「くるみおはぎ」。塩味としょうゆ味、どちらも美味しそうですね。「くるみ」はレンジで3分間炒ったあと、よくかき混ぜて再び3分間炒るのが良いのだとか。

長崎県の「南瓜月夜」

「おはぎ」というと甘いものが一般的ですが、長崎県には甘さ控えめの「塩おはぎ」が古くから伝えられているそうです。中にくるむ「あん」にはさつま芋を使うのだとか。
郷土料理の「南瓜月夜」は「塩おはぎ」をアレンジしたもので、さつま芋の代わりにかぼちゃで「あん」を作ります。 2つに割ると「かぼちゃあん」がお月様のように見えるので、まさに“月夜”のよう。 風情のあるお菓子ですね。
「南瓜月夜」は「かぼちゃあん」の鮮やかな黄色が特徴です。 かぼちゃを煮て潰し、砂糖・スキムミルク・マーガリンを加えて練りこんで、独特の「あん」を作るんだとか。

お赤飯の「おはぎ」

赤飯で作る「おはぎ」のレシピです。赤飯にも「あん」にも小豆が使われているので、2つの相性はバッチリ。
赤飯に塩と砂糖で味付けしたら「あん」でくるむだけ。逆に「あん」に赤飯をくるむのも◎ 赤飯が余ってしまった時や、祝い事の時にもオススメです。

おはぎが有名な老舗「甘味おかめ」麹町店

戦前に開かれた「二川屋」という甘味処を前身とする「甘味おかめ」は、大きな「おはぎ」が有名。敢えて大納言小豆ではなく中納言を使い、素朴で懐かしい味わいの「おはぎ」を作っているそうです。
お店情報
「甘味おかめ」は素朴な味わいの大きな「おはぎ」が味わえるお店です。注文を受けてから一つ一つ手作りしているのだとか。麹町店の他に有楽町店、交通会館店があります。

オリジナルアレンジも楽しめる「森のおはぎ」

大阪府豊中市の「森のおはぎ」は「おはぎ」専門店。 定番の「きなこ」や「ごま」の他にも「ほうじ茶」や「みたらし」、季節限定の「木の芽味噌」など、ユニークな素材を使った多種多様な「おはぎ」を提供しています。
お店情報
季節の素材でバラエティ豊かなオリジナルの「おはぎ」を作っている「森のおはぎ」。小さめのサイズなので、色々な味を少しずつ楽しめるそうです。

「あん」の優しい甘みと柔らかな食感が気持ちを和ませてくれる「おはぎ」。各地には様々なご当地「おはぎ」が伝えられているようです。今年のお彼岸はいつもと違う「おはぎ」を作ってみてはいかがでしょうか。