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2016.10.24
映像で伝えるおいしい記憶⑧ 弟の手料理
「おいしい記憶 ~今の私をつくってくれた あたたかな食の物語~」の第2弾が2016年7月23日、BSフジにて放送されました。
今回は放送された物語の中から、第5回「あなたの『おいしい記憶』をおしえてください。」コンテストの受賞作品『弟の手料理』を紹介します。
和食lab

バラバラになった家族

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これは渡邊家に起こった“親”と“子”が織り成す心温まる物語です。
このエッセーの作者である由梨さんの弟、弘規さんは年を追うごとに家族を避けるようになってしまいます。
家族で食事をすることも減り続け、その溝は埋まらないまま弘規さんは大学を卒業、一人暮らしを始めるようになったのだとか。

母の誕生日に帰ってきた弟

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家を出た後も、親からのメールや電話に応えることが無かったという弘規さん。 しかし、姉の由梨さんに対してだけは連絡を返すことがあったそう。 ある日、由梨さんは弘規さんに一通のメールを送りました。
誕生日を迎える母のために料理を作って欲しいと。
翌日、弘規さんは久しぶりに実家に帰ってきました。

弟の手料理

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突然の帰宅に驚くご両親をよそに、キッチンに向かったという弘規さん。 大学卒業後、料理人となった彼は手際よく料理を仕上げていきます。 出てくる品はどれもこれも、ご両親の好みに合わせたような味付けだったよう。
一皿食べるごとに「おいしい。おいしいよ」と話しかけるご両親に、「うん」とだけ頷く弘規さん。
およそ一年振りとなる親子の会話。

この日、お母さまは何度も何度も「弘規、おいしいよ」と呟いていたそうです。

家族を救ったおいしい記憶の物語


あの日から4年、弘規さんは当時の心境を語ってくれました。 バラバラになった家族を再び結びつけた『弟の手料理』。
寡黙な“子”が“親”への感謝を料理で伝えた「おいしい記憶」の物語は、家族と一緒に食事をすることの大切さを伝えてくれます。