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2016.12.21
寒い冬に食べたい東北地方のご当地鍋レシピ
寒い季節に食べたくなる「鍋料理」。北国・東北には郷土料理として根付いている個性豊かな鍋がたくさんあります。そこで今回は、青森県や秋田県などで親しまれているご当地「鍋料理」のレシピを紹介します。
和食lab

青森県 「せんべい汁」

「せんべい汁」とは、小麦粉と塩で作った鍋用の“南部せんべい”を汁の中に割り入れて食べる青森県八戸(はちのへ)地方の郷土料理。寒冷地の東北地方では米よりも“麦”や“そば”などの栽培がさかんで、“米以外の穀物”を活用する食文化が根付いたと言われています。
・「せんべい汁」のレシピ
“南部せんべい”は食べる直前に、食べやすい大きさに割って入れます。堅さは、少し食感が残るくらいのやわらかさがオススメ。使用する“南部せんべい”によって煮込み時間が違うので、硬さを確認しながら調理しましょう。

秋田県 「石焼鍋」

「石焼鍋」とは、桶の中に魚介類や野菜を入れて、真っ赤に焼いた石で一気に汁を沸騰させる豪快な鍋料理。急激に加熱するため、魚介類の身が引き締まり、野菜も美味しく煮上がるのが特徴。男鹿(おが)地方の漁師料理が「石焼鍋」の原型と言われています。
・「石焼鍋」のレシピ
元々はとれたての魚や野菜で調理していた「石焼鍋」。“カワハギ”や“たら”以外にもお好みの魚介類で調理するのもオススメ。石を火で熱する必要があるので、アウトドアやバーベキューの時に作ってみると良いかも知れません。

宮城県 「牡蠣鍋」

宮城県石巻市は“牡蠣”の特産地。牡鹿(おしか)半島は塩分濃度が薄く、植物プランクトンが豊富なため、“牡蠣”の養殖に最適な海域と言われています。世界の食用牡蠣の80%が石巻に起源を持つという説も。
・「牡蠣鍋」のレシピ
『アツアツ! フーフー! 東北鍋ストーリー』(ミヤギテレビ)で紹介されたレシピです。“牡蠣”のゆで汁と調味料を合わせて、だし汁を作りましょう。入れる調味料は適量なので、味見をしながら調理するのがポイント。

山形県 「芋煮」

河川敷で行われる“芋煮会”は山形県の風物詩。同じ「芋煮」でも内陸地域と庄内地域(日本海側)では食文化が異なり、内陸では“牛肉・醤油味”、庄内では“豚肉・みそ味”が主流と、味に違いが見られます。庄内地域では明治時代から養豚が始まり、現在は“庄内豚”としてブランド化され、高い評価を得ています。
・「庄内風芋煮」のレシピ
みそ味の「庄内風芋煮」。材料の“里芋”は“洗い里芋”を使うと手軽に調理できます。皮つきの“里芋”を使う場合は土をキレイに落とし、さっと茹でてからむくようにするのがポイント。
・「内陸風芋煮」のレシピ
しょうゆ味の「内陸風芋煮」。使用する“牛バラ肉”にお酒をからめて下味をつけると、肉独特の臭みが消えて、やわらかさが増します。庄内風と内陸風の「芋煮」をそれぞれ作って、食べ比べするのも面白そうですね。

岩手県 「どんこ汁」

「どんこ汁」の“どんこ”とは、三陸沿岸でよく獲れる“エゾイソアイナメ”という魚のことを指します。岩手県には尾頭つきの「どんこ汁」を神前に供える風習があったり、産後の体力回復の料理として食べられたりと、古くから親しまれています。
・「どんこ汁」のレシピ
“どんこ”はぶつ切りに、“大根”と“にんじん”はささがき、“じゃがいも”は薄切りにして下準備をします。味付けは“みそ”のみなので、味見をしながら加えて味を整えましょう。

雪が降り積もり、厳しい冬の寒さが続く東北地方では、豊かな自然の恵みをたっぷり煮込んだ「鍋料理」が根付いています。各県ごとに郷土に合わせた特色があり、どれも体が温まりそうですね。普通の「鍋料理」にマンネリ化してきたら、献立のレパートリーにこれらのレシピを加えてみてはいかがでしょう。