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2014.11.10
殿様のご法度が起源?関東のご当地鍋レシピ
江戸庶民が作り出したり、殿様がご法度にしたことが起源だったりと、歴史をたどると、実はとってもユニークな関東のご当地鍋。今回は、関東に根付く鍋と汁物のレシピを紹介します。
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ねぎ&まぐろを使った東京の郷土料理「ねぎま鍋」

「ねぎまぐろ鍋」を略してねぎま鍋。江戸庶民が作り出した料理といわれ、俳句の冬の季題にもなっています。

新田義重が京都から伝えた説もある群馬の「おっきりこみ」

すいとんと麺の中間のような小麦粉の生地を煮込んだ鍋料理。群馬県のほか埼玉県北部・秩父地方などにも見られ、お切り込み、煮ぼうとうとも。一説には、中国から伝来し京都の宮中で食べられていた料理のようで、12世紀に新田義重が上州に持ち帰って一族に伝えたともいわれています。

あんこう鍋のもとになった茨城の「どぶ汁」

茨城県沿岸部の漁師料理で、あんこう鍋のもとの姿。市中で食べられるあんこう鍋より豪快で、味も濃厚。名前の由来は、一説には、あん肝から出る肝油で汁が濁ってどぶろくのように見えるからとも、どぶ=全部という意味で、あんこうを全部まるごと使うからともいわれています。

殿様がご法度にしたことが起源ともいわれる栃木の「はっと汁」

茨城県をはじめ、福島県や宮城県、岩手県の一部でも食べられている郷土料理。名前の由来は、殿様がこの料理を「ご法度」にしたから、もしくは、「ほうとう」が訛ったもの、など諸説あるようです。

栄養満点で低カロリーの千葉の「いわしのつみれ汁」

銚子、九十九里あたりの千葉県の太平洋沿岸では、昔からいわしの特産地で、たくさん獲れたいわしで団子(つみれ)を作って鍋で煮た料理が作られました。いわしのつみれは、味もさることながら栄養満点で低カロリー。

関東発祥の伝統的な鍋料理といわれても、関東で生まれ育った人でさえピンとこないものが意外と多いかもしれません。昔から伝えられてきた料理も多く、「ねぎま鍋」や「おっきりこみ」など、いわれを調べるとなかなかおもしろく、特に歴史が好きな方にはたまりません。これを機に、今年の秋冬は関東ならではの鍋料理にトライしてみては?