Topsankaku日本の郷土料理sankaku個性派寿司が揃う中国・四国地…
2014.08.28
個性派寿司が揃う中国・四国地方の郷土食、知られざる秘境めしも!?
中国・四国地方の名物と言えば、うどん県香川の「うどん」
ネット上で、香川県の水不足はうどんのせい!なんてジョークが飛び交うほどですが、瀬戸内に面した岡山県や広島県の海の幸グルメや、「秘境」もまだまだ多い四国には、実は知られていない名物グルメもいろいろあります。
和食lab

岡山県の具だくさんのちらしずし「備前ばらずし」

岡山県の名物といえば、ままかりやきびだんごが有名ですが、地元では単に「祭りずし」とも呼ばれる、手間ひまかけた具だくさんの美しいちらしずし「備前ばらずし」も、隠れた特産物です。

まるでケーキ!城下町・山口県岩国に伝わる武家料理「岩国寿司」

城下町であり、日本三名橋に数えられる美しい錦帯橋でも知られる、瀬戸内海に面した山口県岩国市。岩国城内で食べられていたことから「殿様寿司」の異名もある「岩国寿司」は、この地に伝わる名物です。色とりどりのケーキのような見た目が食卓に華やかさを添えてくれます。

こちらも山口のお寿司「ゆうれい寿司」

名前の由来については、具が入っていない真っ白な寿司を「幽霊の白装束に見立てた」という説があります。真っ白い御飯を味わうお寿司、美味しいお米が手に入ったときには、ぜひ試してみたいですね。

島根県松江の名物「ぼてぼて茶」

一方、中国地方の日本海側にある島根県からは、松平不昧公のお膝元でもある城下町・松江の知られざる美味しい特産物をご紹介します。まずは名前も印象的な「ぼてぼて茶」を。
もはや普通のお茶じゃない?というツッコミはさておいて、ペットボトルで市販されています。

島根県松江の名物「あご野焼」

松江では海の幸も忘れてはいけません。中でも、飛魚を使ったかまぼこの一種「あご野焼」は、山陰ならではの味。島根県だけでなくお隣の鳥取県の特産品でもあります。

ここからは四国の秘境グルメをご紹介します。

徳島県・祖谷地方の「祖谷そば」と「そば米雑炊」

平家の落人村伝説のある徳島県の山間部の祖谷地方は、奥深い山々に囲まれ、かつては「日本のチベット」とも呼ばれた秘境でした。山がちな土地のためそば栽培が盛んで、そばを使った料理が受け継がれています。まずは「祖谷そば」から。
粗谷そば
※写真はイメージです。
また、祖谷地方では、全国的にも珍しい、そばの実を使った雑炊「そば米雑炊」も食べられてきました。平家の落人たちが伝えたともいわれています。

かつおや鯨だけじゃない!高知の隠れた名物「チャンバラ貝」

太平洋に面した高知県では、皿鉢料理という豪華な魚介などの盛り合わせ料理が名物ですが、かつおや鯨といった有名な特産物に隠れて、「チャンバラ貝(マガキガイ)」もお酒のおつまみとして地元ではポピュラーです。
見た目は少々グロテスクですが、塩茹ですると、ビールのつまみにぴったりなのだとか。

うどん県の摩訶不思議な名物「あんもち雑煮」

京から讃岐国に流刑された崇徳天皇を慕う人々の交流が生んだという「あんもち雑煮」は、京風の白みそ入りの出汁に、和三盆の特産地・香川県らしく甘いあんこのお餅を加えて煮たお雑煮。一見ありえないような組み合わせですが、食べてみると意外と違和感のない、香川県の不思議な名物食です。

「岩国ずし」や「ゆうれい寿司」など、個性的なお寿司が目立った中国・四国地方の郷土料理。
さらに四国は、秘境があるだけでなく、歴史上さまざまな面を持つ土地であり、食にもそれが反映されています。たとえば、古くは讃岐(香川県)が崇徳天皇の流刑地だったことで、京の食文化が伝わったり、お遍路さんが巡礼する八十八か所の霊場があることで、お寺の精進料理が発達していたり…。まだ知られざる食を求めて、フロンティア精神をくすぐられる土地ともいえるかも。みなさんもぜひ、四国で新しい美食の発見を。